最近、朝と夜の2回日記が多い。(笑)
朝は決意の日記、夜は結果…。
とあるドラマCDの編集完了までもうひとふんばりなのだ。
いつもの編集の数倍時間がかかってる…!
もしかしたら一枚に入りきらないかも。だいじょぶかなぁ。
しかし、なんでこんなに時間かかってるんだろー。
俺もほんと、まだまだだなぁ。
どんなタイプのドラマでも、同じくらいのスピードで編集できる能力が無いといかんなーと思う。最近自分以外のドラマを編集することが多くなってきたので…まさに能力が問われるような気がする。やっぱり、自分で作るドラマであれば、色んなことがやりやすくなるのは当たり前だろうし。他人の作品を編集させてもらえると、色んな勉強になる。そのかわり、やはり壁にぶつかることも多々あるようだ。
俺はどうも…リアル系はまだまだ苦手らしい。
普通、ファンタジーのほうが色んな音が必要で大変なのかもしれないのだけど…良く言えば、自由度も高くて、どんな効果音でも表現できてしまう。だから、あまり気遣いが必要なかったり。ところが、リアル系の場合、効果音の音質ひとつで、物語が台無しになってしまうこともあって…凄まじく気を遣う。丁度いい効果音が無いと、それを探したり、制作するのがとっても大変!うわー、どうしよどうしよー、となることが多い。
最終的には自作でSEを作っちゃうのが早い。
ただ、そんなことをしているとどんどん制作が遅れていく…。
現在なんだかんだで2ヵ月半くらいかかっているけど、まだ終わってない…。ぬおお。早いのが売りなはずなのに!情けない!(いやまぁ、途中に他の仕事・編集も何個かやってるから多少はしかたないのだけど)
なんとなく、いろんなことに気が付いた。
編集は、請け負い方で大きく色んな違いが出るということに…。
1.企画・脚本などから、演出・収録・編集まで全てを自分でやる場合。
すべてが自由、すべてを動かせる。
逆に言えば自分に全責任があるので、脚本制作時点から完成形までを想像して危険を回避できる。そして収録にも気を遣い、最後に編集をする。準備はかなり大変だが、編集はかなり早いし、凄く楽。そのかわり、こだわれば、キリが無い。
2.同じように初期から自分でやるが、実際は分業にして、最後の収録と音響のみ自分の作業・責任・権限を持つ。
脚本はあまりいじれないが、多少修正をかけておくことができる為、編集もわりとスムーズ。収録と音響の責任を持つ為、実際の編集はなんとかなってしまう。
3.収録データだけもらって、編集のみ。(素材は自分で用意)
準備は何もいらないので、編集を開始するまでは特に何もない。ただし、収録や演出に関わらない分、もらったものを指示通りクライアントの意向に沿って編集する必要がある。ただ、効果音と音楽を自分で用意する為、自由度がある程度高い。その代わり、その素材準備に時間とお金がかかる。
4.素材も用意してもらって、収録データのみもらって編集。
なんの準備も要らない、純粋な編集のみなので、開始までは何もない。
ただし、もらったものをそのまま使うので、クライアントの意思と考えのズレが生じると難しい部分が出てくる。そのあたりで、新たに違う「編集能力」が必要になってくる。例えば、収録データの修正(音質、レベル、音圧、ノイズ)、もらった音楽や効果音の編集など。
どれもこれも、最終的にかかる時間は同じなのかもしれない。
と、気づいた。
上のほうのパターンは、編集が楽な分、企画段階からいろんなことをやるから、長期に渡って大量の作業がある。だがしかし、後半のパターンは、関わらない分、色んな修正があったりする。結局同じだけの作業量はあるのかも!?
うーん、奥が深いのぅ。
要は、どんなものにも対応できるチカラ、が必要なんだな。
柔軟性ですか!
これは対人間でも同じことが言えるよねー。
なんの世界も同じってことでしょーか…。