杏ちゃんから借りていたゲーム……ICO、クリアしました。
ああ、切ない。
全てが美しい。
そして最後は笑顔に。
いいゲームでした。
こんなにも、
「君の手を放したくない!」と強く想うゲーム、
まずないでしょう。
少女(ヨルダ)から少しでも離れたら、心配で心配で。
彼女のために、本気で走って戻る。その繰り返し。
できる限り、一緒にいたい。ずっと。
なんて、ちょっと恥ずかしいことを本気で考える素敵なゲームです。
まったくのノーヒント、会話もほとんど無し、音楽も無し。
静寂の中、彼女の手を引きながらひたすら進むという、
本当に珍しい作品。
ヒントがないから、謎を解くのに本気で苦労する場面もしばしば。
でも頑張れば必ず解ける。
頑張れば、必ず道が開けてくる。
ファンタジーって何?
っていうのを、深く思い出させてくれます。
そう、これだったんじゃないかな、ファンタジーの原点って、と。
それに、ものすごく感情移入もできました。
余計なものが何もないからこそ、自分が少年ICOになった気分に。
そして本当に必死になるんですよ。少女のために。
入り込める作品とはこういうものなんだなぁと再認識。
なんとなく、何かつかめた気がする。
…いや、つかめてたら、いいなぁ。(笑)